*あたりまえのまいにち

なんてことない、そんな毎日が目を覚ませばやってくる。


朝の日差し

昼のまどろみ

夕方のオレンジ

夜の切なさ


天気は違えど毎日はやってくる。

今日だってそうだ。

雲ひとつない鮮やかな青。

心なしか夏の気配を微かに感じた。

移ろいゆく季節。


こんなにも足並みを揃え巡っていくのに

わたしたちの毎日は一変してしまった。


またね。

そう言いすぐに会い、顔を見て他愛のない話をする。

また明日は同じようにやってくると

誰もが信じてやまなかった。


わたしたちの毎日よ…どこへ行ったのか。



電波に乗り響く友人の声は近くにいて

でもどこか遠く感じてしまう。


人を恋しいと思うことが

少ない私でさえ

いま、世界の出来事に翻弄され

足元が見えないまま

不安、寂しさを感じる。


後ろを振り向けば

数えきれない思い出が溢れて止まらないのに

目の前はただ真っ暗な道が続くだけ。

いつ光がさすのか。

ずっと暗い闇に閉じ込められ終わりを告げるのか。


目を閉じると悪夢を見る。

誰もがいなくなってしまった日々。

ひとりでひたすら歩き続ける夢。

見えない道を歩き続ける夢。


ただ…

それにおどらされ生きていくのは

何か違う。

そのままは嫌だと。


真っ暗な道の先に

ちいさな光を見つけ作り出すため

今できることを

少しずつやっていこうと思う。


今は我慢のとき。

会いたくても

どこかに羽をのばしたくても

今はひたすら

未来のために。


少しでも早く

気持ちのしこりがなく

みんなに会えますように。

誰もが傷付かず

快い毎日が訪れますように。


また空をみて

今日が来て良かったと

思える一日が訪れますように。


あたりまえのまいにちは

どこにもないから

だからこそ今の一瞬を大切に。

この一瞬で

何かが変わるかもしれないから。



大切な人たちを守りたい。

ぱなえのおうち

ひらがなしんがーそんぐらいたー ぱなえのほーむぺーじ

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